YYPです。

ある晴れた日の夕暮れ

湾岸線を走る

新木場…羽田…3km先、故障車の為車線規制中..東扇島…大黒パーキングエリア…2km先、幸浦方面…

本牧埠頭に、着いてしまった。

ド平日の夕暮れどきに、本牧に降り立ちました。

だいぶ、入門記事の方を読んで頂いているので、私自身も情報を常々アップデートしていかねばな…と思いまして。

チャレンジも兼ねて実地調査です!

【装備】

プライムサーフT30-450L×名もなきバスリール

名もなきシーバスロッド×ナスキー

 

平日の利点、人が少ないというポイントを生かしサーフで泳がせをしながらシーバスロッドの方で色々やろうかという作戦。

サビキをやれよと。言いたくなるかもしれませんが。今日はさらにステップアップして大物釣りをしてみたいと思います。

もう昨年の事になりますが、本牧とか大黒って人と人の距離が近くて人数も多いんで、なんとなく大きめの魚が釣れると視聴率がすごく高いんですよね。みーんな見てくるし、自分も見に行きますけど。なんとなく釣り始めたての頃って、そういうのちょっと恥ずかしかったんですよね…

特別カッコいいタックルでもないし、大きければ嬉しいですが大物を特に狙っているわけでもなかったので。

今は、数々の強ヒキ魚達に訓練され、大物特有のパワー&スピードと戦う楽しさを教えてもらい、新たなライバルを求めているわけであります。

 

このブログを読んでいる方々にも、本牧で手軽に大物釣りができるような、可能性を示せたら良いなと…そういう思いで必死に新護岸を荷物いっぱいで歩いていくわけであります。(この日は大物狙いなので6mのタモも持っています…。)

桟橋では身動きもとりづらいですし、なんとなくあのでかい桟橋からは離れた方がいい気がしていました。

仮にあそこに大物がいたとしても、スレてるか釣られてるかでしょうし。

釣り場に着くと新護岸は以外にも混んでいました。

なるべく、遠めに。奥へ奥へ。歩いていくと、初老のご夫妻のお隣が空いていました。

フェンスに竿を固定して何本も出していましたが、釣り糸の出す先を見るに足元なのでマツる心配はないだろう。

 

まずはサーフ竿に天秤、そして泳がせ用の仕掛けセットに、豆アジを装着。

近場から攻めていきます。

ロッドで誘ったり、ゆる巻きしたりしますが無反応。

噛まれた跡があったりということもなく、本当に無反応です。

1時間程やって、近~中距離はあきらめて遠投にチェンジ。

思いっきり投げて、糸フケをとり、竿はフェンスとフェンスの間に置き。

しばらく待ってみることにしました。

その間にもう1本竿出しちゃおうかな。今日2本までokだし。

と、2本目の竿を手にとるため、しゃがんだ瞬間に、後ろから

ガシャーーーーーン!!!!

とフェンスに響く爆音。

振り返ると、初老のご夫婦、帰り際のお爺様がポカーンと

僕を見ていました。

!?

何が起きた!?

と思うのと同時くらいに、竿!と立ちあがると、僕の竿は半分以上海側に投げ出され、かろうじてリールがフェンスとフェンスの間に挟まっていて、空中でなんとか落下を防いでいるという状態!!しかもドラグが出っぱなし!!

唖然としてしまいましたがなんとかリールを持つことに成功、だがすごい勢いでドラグから糸が出ています…巻くのは不可能なレベル!

そしてロッドが海に並行状態で、立てることができずに(無理矢理立てるのが怖かったというのもある)、それから追加で15秒ほど出されてしまいます。

その迷いというか、「隙」みたいなものを見透かされたのか、更に加速されまさかの糸が無くなる事態に!

魚のヒキを吸収するクッションが無くなり、猛烈な負荷がロッドにかかります。当然ながら、ロッドのクッションもなく、糸も伸びきっているので、海に一直線に引っ張られます。イメージ的には綱引きみたいな感じでした。

フェンスもありますし、安全なところから釣りをしているにも関わらず、「引き摺りこんでやる」という力を直接受け、少し背筋がゾワッとしました。

そうなってしまえば当然耐えられるわけもなく。ブツッと手ごたえがあった後に、糸がだらしなく緩んでいきます…。

天秤曲がってる…。

 

気づけば。高い視聴率を獲得していました。

集うギャラリーの皆様。

えーと、まだやり取りしてるかと思われる方もいらっしゃると思われるんで言っておくんですけど、

「あ~。切られちゃいましたね~。」

一人で来ているので、誰に言うわけでもなく、でも周りの人達に聞こえるように、海に向かって言いました。

言わせんな恥ずかしい。

恥ずかしいし、なんとも悔しい。

いつもファーストアタックが強烈すぎて、頭では理解してるつもりでも対処が追いつかない。

大物を釣るのって難しい。

最近いっつもこんな感じだ。

よりによってたまたま目を離した時にとんでもないヒキがくるとか、時合いかと思ったら強風で波かぶって終了とか、一番いいときにエサ切れとか、そういうことばかりだ。

万全ならとか、こういう事がなければ、という言い訳みたいなものと、ああしてればよかったこうしてればよかったという後悔ばかりがぐるぐるしてしまう。

威勢よく釣り場に来て、でも毎回そんな感じで、なんだか情けない。

しかし、負けは負けだ。そんなことを考えながら、なんの手応えもない糸を無心で巻いていく。

すると後ろから帰り際なのだろうか、キャップをかぶってベストを着て、ロッドを片手にクーラーボックスを肩にかけた、いかにもベテランなお爺さん。

「顔、見たかったねぇ、」と。

そう…なんですよ。ずっと気になってしまいます。

「そうですねー、でも糸全部出されちゃって、やられちゃいました。なんだったんでしょうね」

と聞くと、

「なんだろうねぇ、次は顔見れるように頑張ってなぁ。写真に見てっから」

と言い、去っていきました。

写真というのはたぶん、公式サイトの釣果情報の事だろう。大物賞の事かもしれないがそれだとふっかけすぎだと思うぞお爺さん。

すると、隣のおばちゃんも話に入って来て、何か来てるんですか!?時合いですか?と、勢い良くがっついてきた。

仕掛けは針はなんだとかエサは豆アジですとかあっちでもアタリがあったとか色々話して、みんなそれぞれ釣り場へ戻っていった。静かだった釣り場が、急に活性化していた。

バラしてヘコんでる暇なんてない、みんな次の1投に期待をして投げている。負けてられない、周りの釣り人にも、魚にも!

妙にやる気が出たので、急いで仕掛けを作り直す。今は一本針ではなく、アシストフック的にエサの尾の方にトリプルを足している。これがあると結構違うのだ。

とはいえ伸びきった糸を巻き直して最初からなので、結構時間がかかってしまう。でも、大物相手では結び目は一番の弱点になり得ると思うし、ここで手を抜いては後悔することだろう。ひとつひとつ丁寧に作り直す。

 

…気づけば、隣の初老ご夫妻のおばちゃんも投げ釣りをはじめた。

おじさんのほうは、ほとんど喋らずに投げ釣りをしている。

おばちゃんは、やれサビキの竿がちょんちょんアタってるとか、引いてると思ったのに何もかかってなかったとか、ちょっと食われてるとか、わりと賑やかな感じだ。

おじさんの方は自分の釣りに集中しているのか、本当に喋らない。無視しているわけではないようだが、おばちゃんがお父さんお父さんと呼ぶと、目で合図するくらいなもんだ。

なんだか個性的なご夫婦なのでつい気になってしまう。

すると、おばちゃんにヒット!竿のしなりを見るとしっかり曲がっている。おばちゃん、焦ってるのか必死におじさんを呼ぶが、おじさん華麗にスルーして自分のリールを巻いている。

おばちゃん、ゆるりと巻いていき、あがってきたのはデカアジ!ギガとまではいかないが遠目で見てもわかるデカさ!

おお~、とつい声に出てしまう。おばちゃんがどうしましょう、どうしましょうとあたふたしているとおじさんが来て、笑顔でパチ、パチ、パチ…と拍手しはじめた。

やはり、釣りあげた喜びは自分であげてこそだよなぁ。勝手な妄想だけど、おじさんは自分が手伝って取り込むよりおばちゃんに釣りあげてほしかったんじゃないかな。

ちなみにおじさん、その後はうまそうなアジだなぁ、夕飯はどうするとか普通に話始めました。釣れてなくて機嫌悪かったのかな。

 

そうこうしている間に、自陣の準備は整った。

より強度の高い結び目を作った。エサも納得のいく付け方になった。我ながら完璧である。

この一撃に、勝負をかけるしかない!(辻谷さんのご冥福をお祈りいたします…黙祷。)

いけぇぇぇぇ!!

力み過ぎたのか水面に叩きつけるように投げてしまい10mほどで着水した。

もう一回。

自然なフォームで、いつも通り…。

ヒュッ、と投げると仕掛けの自重でかなりの距離を飛んだ。

糸フケをとり…。

とり…。(スカッ)

とり!?

え!?

は!?

なんで!?

まさかの…

ハンドル消滅…。

なんでや…なんでや…。

せっかく仕掛け作り直したのに…。

どうしてこうなった?

つい投げる前まであったのに…。

原因は明らかに、先程フェンスに叩きつけられた事だろう。

ハンドルがフェンスに突っかかってる部分だけで耐えていたわけだから、負荷も物凄いよな。そこまで気が回らなかった。

しかし、めちゃめちゃナイススローしてしまったせいで糸の回収もできるもんじゃないぞ。

てか、このまま魚ヒットしたらどうすんだろ…。

さすがに絶望した。

とにかく足元を探す、探す、探す。

でも、見つからない。

何周しても見つからない!

きっと投げた時に飛んでいってしまったんだろう。

あきらめがつくくらいには探した。

ズーンと、重い気持ちになっていく…。

そして、嫌な予感というのは当たるものである。

誰かの考えたシナリオなんじゃないか?と疑ってしまうほど、予想通りというか、えっ?本当にそうなります?って笑えてくるほどだ。

ハンドルのない竿の先が、ググググッと曲がり、

お~い、釣れてるよ~^^!と言わんばかりにびよんびよんとしなりを繰り返している。

僕はハンドルのない竿を手に取った。

 

続く。

 

 


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1件のコメント

本牧海釣り施設へ!大物狙いの泳がせで何釣れる?Part2 | タチクサ · 2018年11月19日 5:23 PM

[…] 前回はコチラでございます。 […]

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