他人の釣り行った話聞いたりとか釣りしてるとこ見るとめちゃくちゃ行きたくなるじゃないですか。

この日はまったく釣り行く予定なかったんですが、急に行きたくなってしまったので夜釣りへ。ダイソーで新装備の仕入れもしたので、その辺を試したいというのもあり。

場所は家から近めで手軽に参戦できる若洲海浜公園。
ふと釣りに行きたくなっては繰り返し通ってるから、一番来てる釣り場じゃないだろうか。

狙いはいつも通りメバルを。
メバルというか、夜に電気ウキをやりたいだけなんですよ。昨年末にやりはじめてから、こればっかりやってる気がする…。

ウキ釣りの楽しいところは、個人的にはエサを食われた時の駆け引きが一番ではあるけど、ここにいるかなー?って思ったところに、狙い通りのポイントに流せるかどうか。これもなかなかにテクニカルである。

まずはタナの設定から…投げ釣りと違って自動で底についてそれでokって訳じゃないから、深さを把握して狙ったところにエサを配置できるように仕掛け上のウキの位置を変える。
次に狙ったポイントへウキを流していく。基本的にオモリはガン玉のみになるから、正確なキャストは難しい。潮の流れを利用して、徐々に糸を送り込みながらポイントへ到達させる。

これらがうまくいって、ウキが思った通りに沈めば、「釣れた」ではなく、「あぁ、今『釣った』なぁ」と思えるようになる気がする。その感覚が欲しくて続けてしまうんだよなぁ。

さて本題へ。
釣り場に到着したのは22時前後だっただろうか。この日は特別寒くもなく、風もなく。水位は少し満潮寄りだろうか。突発的に行ったから調べなかったけど、状況は悪くないはずだ。早速自販機でイソメだけ買って、ウキつけてガン玉つけて始めてしまおう。なんとなく、今日はいける気がする。そんな気にさせるほど釣りやすい環境だった。

若洲の自販機は売店の横にあって、売店の営業時間外もエサや仕掛けを購入することができる。できるんですよ普段はね。できる…はずだった。はずだったんですよ。

 

まさかの自販機 故障中。

 

(いや聞いてねーよ…)(心の声)
えーとですね、大丈夫です。まだ大丈夫です。まだ焦ることはありません。
若洲に行ったことがない人のために説明するとですね、若洲の近くのコンビニでは簡単な仕掛けと、店によっては青イソメのパック販売をしている店舗があります。
家から釣り場までの経路に釣具屋がなくても、こういった具合に現地で調達不可能になったとしても、そこで買えば良いのです。
ただ、若洲海浜公園の駐車場は入場時に500円をお支払いして、以降止め放題という、とても良心的なシステムなんですね。
僕は今10分くらいしか止めていませんが、ここを出てコンビニでイソメを買い、また500円を払って入場しなければならないということですね。
…この自販機故障、多くないですか?こんな営業力の低い箱をアテにした僕が浅はかで愚かでした。
次からはきちんとフル装備にしてから入場します…。

気を取り直して。

場所は、人工磯の方へ。

なにやらドットで数字やアルファベットを示している謎の塔の前。

コンクリから磯へ上がるところがいつも確実にぬかるんでいるので皆さんお気をつけて。磯を上がって、平たくて大きい岩を探す。わりと近くに発見。荷物を下ろして、どこから投げようか…と海の状況を確認。

…磯を上がると、街灯が届かなくなり、明るさは月の光と遠くにある橋の明かりだけ。
公園入り口で賑やかにしてるパリピやらライダーの声も消えて、波の音だけになる。
移動が制限された足場。向かってくる波。少しでも気を抜けば、吸い込まれてしまいそうな―――――

 

「すいませーーーーーん、釣れましたかー?」

 

 

っおいおいおいおい心臓止まるかと思ったわいきなり話かけてくるんじゃねーよ!!!!普通に体ビクッってなったわ!!!!てか誰だよこいつ…なんでここにいるんだよ何してんだよマジで…

もしかして、釣りしてるところに俺が後からはいってしまったとか。いやいやそんなことはないな。

話しかけてきたのはちょうど高校卒業したくらいの男子二人組。

僕は急に話しかけられてクッソ驚いたのを隠したいというのもあったが、驚かされた事にちょっとイライラして、

「いや…これからッスけど…今来たんで…」

と、露骨に塩対応してしまった。
男子二人組の片方のひょろっとした子はいかにもシャイな感じで、もう片方の若干ポッチャリ体系の子に連れてこられた感が満載であった。
ひょろい方は若干申し訳なさそうにポッチャリの後ろから様子を伺っていた。
ポッチャリはというと、明らかにおしゃべり好きの目をしていて、「そうなんスかー!ここって何釣れるんですか?俺達全然釣れなくて…」と勝手に喋り始める。

話を聞いていった結果、非常に簡単にまとめると、この二人組は若洲童貞ということであった
天秤をちょい投げしてるけど根掛かりが多くて全然ダメで、仕掛けも残り少なくなってしまったとか。うんうん。そうなんですよね。潮と水位にもよるけど、ここの磯の岸周りって、ごつごつ岩にぎっしり貝&藻がついていて、釣り人が根掛かりして回収できなかった仕掛けも一緒に眠ってるみたいな、そういう天秤脱出率5%くらいの魔界なんですよ。

周りを見ても、夜のこの時間帯はだいたいの人がオレンジやら緑やらの電気ウキを投げているか、ルアーをひゅんひゅんやっている。

投げ釣りに関しては、磯からであればちょい投げ装備をおもくそフルパワーでブン投げて遠目に投げられれば根がかりしないエリアに到達できたことがあるので、遠投なら可能性はあるかもしれない。釣れたのはセイゴとサメでしたが、ちょい投げは根がかり必至なので本当にオススメできない…

というのを簡潔に伝えて、ウキがないならブラクリでもいいから近場の岩の間を丁寧に攻めてみたりすると良いんじゃないかな~というざっくりなアドバイスをしておいた。何せ今日はまだ釣りをはじめてすらいないのだから、精度の高いアドバイスなどできるわけがない。

何が釣れるという質問に対しては、釣りものは根魚がメインで、俺はメバル釣りに来たんだけど…というと、めばる?とクエスチョンマークを浮かべていた。お前釣れれば何でもいいタイプだな。嫌いじゃないけど。

一通り聞きたいことは聞いたのか、っし、もうちょい頑張るか~!と少年達は釣り場に戻っていった、と思いきやお隣の釣り人に話しかけにいった。元気だね。

気を取り直して、釣りの準備をすすめる。(話しかけられながらほとんど終わってしまっていたのだが)エサは青イソメで、半分で切って尻尾の方だけ使う。色々試行錯誤した結果、この場所の夜釣りではこの付け方が一番釣果が良い。狙いとしては尻尾を残すことでメバルにアピールをしたい(メバルは目が良い!)のと、あまり大きめにつけると全然食わなくなることがあったので、まずはこの付け方で攻めていく。

仕掛けはメバル浮子用の2本針にガン玉1個で、道糸にウキ止めゴムで電気ウキ接着。以上。

こいつをそのまま海へ投入!
まずは、何も考えず目の前へスローイン。

すると、5秒ほどでウキが立ち、ぷかぷかと漂いはじめる。

ウキをじっと見つめながら、待つ。

特に反応もないので、ゆっくり巻く。

水際で石に針がかかる可能性があるので慎重に。

次は右奥の岩の横へ落とし、潮にまかせて流す。

ダメなら手前の岩の陰。やたら浅いので危険を感じてすぐあげる。

少し歩いて裏側から波が入らない安全地帯みたいな場所へ。

ここで休んでる魚がいたりしないだろうか。

次は岩場の少し出っ張ってるところ。先端で捕食中の魚はいないか。

と、いう具合に、何かしら理由を考えては魚がいそうなところを攻めていく。

人間は海の中には入れない。魚は海の中から出られない。

その制限の上で、魚はどこにいるでしょうか、というのを当てる推理ゲームみたいなもの。

ウキの動きをたよりに、海の中の状況を想像する。

うーん…状況は悪くないと思うんだけどな。

経験的にアタリの出そうなところは一通り探ってみたものの、生体反応はない。

波も強くないので丁寧に探れたのだが、それで反応がないとなれば、早いような気もするが「ここにはいない」と判断して良いのではないか。

しかし、釣りやすい気候だからか、今日に限って両隣に(少し離れたところではあるが)釣り人がいる。簡単には移動できそうにないので、岩の上を歩いていって、もう少し広めに探らせてもらう。

そうこうしている間に2時間が過ぎてしまった。根がかり1回(棚の設定ミス)、岩に引っかけて針ロスト1回。イソメもパック半分くらい使ったから、わりとこまめに変えてはいるのだが…

日付も変わり、タイムリミットも近いので最後の作戦へ。歩いていけるエリア右端から左端まで探りながら歩いて、アタリが出なかったら終わり。これだけ探ってダメなら、今日はいないだろ、と思える気がするし。

右端に大きな岩場があり、その周辺を探るもアタリなし。少し浅いだろうか。ウキがたまに立たない部分があった。自分の拠点の前は、特に障害物もなく、穏やかで静かな状態が続いている。てくてく歩いていくと、わりとすぐに左端に着いてしまった。

左端で岸側に少しくぼんでいて入江のようになっている部分を発見したので探ってみる。足場が悪く、周りの岩が邪魔で接近できないため5mほど離れた位置からキャストして、流して仕掛けを入れるしかなかった。

…が、生体反応もアタリもなし!今日はダメか、とあきらめて仕掛けを巻きはじめ

(スッ)

ウキが消えた!

しかも、結構なスピードで。

ウキが消えたら、アワセるわけだが。この釣り場での経験上、食っているのがメバルやウミタナゴだった場合、即アワセで乗らない事が非常に多かったので、すぐにアワせるか迷ってしまう。

どうする。今日ボウズだから慎重にいきたい。夜中に奥さんと子供を家に置いて一人で都内まで出てきてるんですよこっちは。釣って帰りたいじゃないですか。一瞬そんなネガティブで、でも釣り人の本能的な焦りみたいなものが脳裏をよぎってしまうのだが―――

電気ウキの光が、沖側ではなく左方向へ走っていく。おかしい。メバルならいつも沖方向に向かうような。左に走るなんてことは…と、その光の向かう先を見ると、岩。

まずい。メバルじゃない。メバルじゃないし、アレだとしたら、岩に隠れる気だ!

焦ってリールを巻く。でも、横から糸を出して流して入れたもんだから、自分が立っている位置に対して真横に逃げられている状態。足場も悪く、リールを巻こうとするがガイドに引っかかるような形で、うまく巻けない、というか全然力が入らない…

釣り竿は横から糸を巻けるように出来てないということを学んでしまう。

このままエラを広げられてディフェンス体勢に入られたら、この位置からではまず取り込めないだろう。時間の勝負だ。

力が入らず巻けないので、テンション張ったまま、竿持って後退する。ようは、浮かせれば良いはずだ。沖側に腕を伸ばし竿を出して、岩を1個ずつ後ろ歩きしていく。正直めちゃくちゃ怖い。でも引っ張っている間もガンガンと暴れるような振動が竿を伝って腕に響いてくる。

何個か歩くと、スペースが空いて竿を横に向けることが可能となる。巻く。巻ける。いけそうだが、途中に障害物がありすぎる。巻きとりコースに高い岩もあれば沖側に出ている岩もあって引っかけてしまいそうだ。ぶつかれば、最悪バラしもありえる。

入江っぽいところからは出ていそうだけど暗くて何も見えないし、何よりウキがどこにあるか見つけられない。どうなっちまってんだ。

なす術なくゆっくり巻く。重てえ。と、見える位置でバシャッと跳ねた。予想よりも近くにいた!その時、エキサイトしていて何を考えていたかまったく覚えてないが、体が勝手にブチ抜いていた。これはチャンスとでも思ったのか、結構遠かったのに。

勢い余って魚であろう物体が顔面スレスレを通過。一人でウワア!とか声を出してしまった。つか黒いわ。魚。全然見えないし。

なんだろ。だいたい予想通りだけど、カサゴじゃない。メバルでもないですね。ソイでしょうか?20cm前後でまるまるっとしており、良型という感じ。

しかし、今までのカサゴ等々と比べるとちょっと凶暴な感じがした。ガンガン暴れてくるし。ハリスよく耐えたなという感想を持たざるを得ない。

食ったタイミングとしては巻きとろうとしてエサに動きが出た、と考えるのが自然だろう。エサが逃げていくと思って焦って食ったという説もある。いずれにせよ、終始垂らしたままというのはもったいないのかもしれない。狙いの棚を維持しつつエサに動きも出す、それを実現するのがメバリングなのかもしれないね。

満足したというのもあったが、どっと疲れたので帰る準備をしていると、少年達が「釣れましたかー!?」と声をかけにきた。釣れたぞよ、ほれ、と見せるとうわ~~~なんじゃこらこのイカつい奴は!という反応。俺も最初カサゴが釣れたときはマジで色と棘にビビったし到底食えないもんだと思ってたよ。でも美味しいんだよ~と、高級魚の部類である旨、数がとれないのでスーパー等にはあまり流通しない旨を伝えると、納得したのかしてないのかわからなかったけど、

「うん、でも魚はいるってことだな!」と、やる気を出したのか二人で意気込んで釣り場に戻っていった。頑張れよ~。

ソイは帰って味噌汁にしてみました。
食味的にはカサゴより旨みが少ない気がしたけど身はしっかりしていた。
あまりおいしく作ってあげられなかったけど娘の翌朝の朝ご飯になったのでよしとしましょう。

磯場、危険も多いけどなかなかエキサイティングでした。

釣果:ソイ 20cm


ランキング参加しています!良ければクリックお願いします!

にほんブログ村 釣りブログへ にほんブログ村 釣りブログ 関東釣行記へ にほんブログ村 釣りブログ 海釣りへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。